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Windows7は必要か?

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この間、Windows7のOSが発売されましたが、それにともなって新OS搭載のPCも出回り始めました。以前、ビスタが発売された直後、ビスタの問題点を指摘してXPで十分であるから、こんなOSは使わない方がよいとの意見を述べたことがあります。

結局、多くの企業はWindows2000、XPでの使用が今でも主流と成っています。今度は、OSが軽くなったと言う前評判でPRしていますが、裏を返せば、ビスタの不具合を暴露しているようなものです。

今回、某大手家電量販店の技術員の方と、新OSについてお話をしましたが、確かに、ビスタと比較すると体感できる動作速度になっているとの見解でした。しかし、XPと比べると数値的には10%ぐらいとの評価だったようです。人間の感覚は対数的な感覚なので、そうした程度の改善速度では、ほぼ、同じと感じるでしょう。

つまり、“売り”の速度については、現在、Windows2000、XPを採用している多くの企業にとってはあまりメリットありません。そして、マイクロソフト社は、もうひとつの“売り”であるセキュリティを掲げていますが、これも、ビスタで体験したようにガチガチな運用は、中小企業にとってとてもストレスになります。

多くの中小企業にとって、セキュリティに対する費用と時間の浪費よりも、オープンな運用の方が、負荷が少なくて済みます。これは、かつて、日本の終身雇用の歴史を持つ国と、そうでない、米国みたいな、常に、人が入れ替わる企業風土を持つ国との考えの相違でしょう。

せっかく、便利なものも、セキュリティの為に多くの制約を掛けることが如何に無駄なことかは、誰でもわかることです。パスワードを忘れた為に、たとえば、リカバリしないと使えないとするようなPCがあるとすれば、それはもう大変馬鹿げたことです。

つまり、セキュリティと便利さはある意味で諸刃の剣だということは、よくわかる話です。

さて、企業の実務に関して言えば、今回のような指で画面を触れることでオペレーションが出来るというのは、多くの企業にとっては必要のない機能です。そんなことよりも、動作速度が速い方が使う上でベストです。

企業にとっては、「タイム イズ マネー」ですから、処理速度については、どの企業の経営者にとっても求めたくなるスペックだと思います。

ところが、マイクロソフト社は、売り上げを伸ばさんが為に、PCの知識が乏しい一般大衆に対して、新しい機能を付加することで、PCを益々多機能にして売り込みを行います。

これは、PCの速度にとっては、動作選択肢が増えることであって、速度は、機能の数だけ反比例してしまいます。

中小企業にとっては、当分、Windows2000、XPのOSで、CPUの高速化、ハードウェアのメモリーの増量、或いは、高速度のメモリー、そして最近注目されているHDDを固形メモリー化することでの効率化を選択した方が賢明と言えます。

また、速度をそんなに要しない業務のところに、高速化されたツールを配置するのは、経費の無駄遣いですから、PCも適材なセッティングを十分考慮することが大切です。

また、セキュリティ対策の前に、PCや、サーバーがクラッシュしたとき、或いは、火災などによるデータベースの消失を避けるリスク管理の方を先になさねば成らないことでしょう。

Windows7は、実験台にされる消費者と実験をする研究者の手にゆだねられ、その結果を経営者が待っことが肝心のようです。

さて、新OSは、現在、ビスタからのアップグレードですでに色々とトラぶっているようです。

当方としては研究用として、新OSを手配はしていますが、何故か?デル社購入でのアップグレード用のOSがマイクロソフト社から届かない。

これが届けば、マイツールの動作確認試験も出来るのですが・・・まあ、急ぐわけでもありませんから、そのうちWindows7の立ち上がりが安定してからの実験で良いと思っています。

by 大藪光政

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