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2012年5月

スペインの経済と庶民の生活について

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先月、25日から今月の四日にわたってスペインに行って参りました。

スペインの土地は広大ですが、何せ岩と石ころと痩せた土です。

何処を走っても、畑は少なく放牧も少ない気がしました。

ひょっとすると高速道路沿いには、そうした農業が見られなかったのかもしれませんが、とにかく土地が痩せていて、木々も山々には少なく、なんとなく殺風景な景観でした。

ホテルでのサービスものんびりしたもので日本のようなスピードある応対はまず、期待できません。

ホテルでの食事も野菜料理が少なかったですね。

肉は、豚肉料理はありましたが、牛肉も少なかったようです。

子豚の丸焼きを現地料理で食べましたが、鶏肉のような感触でした。これは、子豚が成長する前に料理するからだと言う事です。

貧しい人も結構いるみたいで、所得もかなり低いようです。

でも、スペインの子どもたちは明るく、子どもの教育もすべて無料ということでした。

時差の関係で、昼食は二時に食べるようで、食後は昼寝は欠かせないようです。それで、お店はそのころは閉まっています。

しかし、最近は売り上げを上げる為にデパートなど店を開けているところもあるそうです。

資本主義経済構造というのは、古東哲明氏が言っているように前望構造になっていますから、「スピード」なくして市場競争には勝てません。

そうした前望構造がよいことなのか?わかりませんが、スペイン人にとってはとても違った生活習慣を営んでいますから、そうしたことがなかなか受け入れられないのです。

スペインの経済危機は、まさに、そうした生活リズムと前望構造とがぶつかりあったところにあるようです。

もし、こうした資本主義経済の前望構造が受け入れられれば、国としての経済再建の道はあるかと思いますが、そうなるとスペインという国も他国と同じような同一的な存在となり、文化というものが世界遺産にだけ残されて他国と同じ画一的な文化になってしまいそうです。

これは、どうも資本主義経済がもたらす文化というものは、リアルタイムでスピードに乗った画一的な世界を構築していくことになっているようですね。

それが人類にとって良いことかどうかはわかりません。

スペインの気候は寒くても一旦晴れると刺すような強い日差しがあって、昼間でも警察官が気軽に昼食時にビールを飲んでいたのがとても印象に残りました。

日本人が如何に規則と時間に縛られているか?
ということですね。

by  大藪光政

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