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2010年9月

この先、不透明なこれからについて

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        [  スロバキア国の日本大使館広場前にて ]

民主党の党首選で毎日ニュースを賑わせていますが、何だか何処までが本当で何処までが嘘なのか?わからなくなってきた。新聞も、週刊誌(読まないけど・・・広告の見出しだけ)も、テレビも、ネタになるから売り上げや視聴率に繋がるので関心を寄せるような書き方や演出だけをする。

庶民も莫迦だからそうしたことに踊らされる。菅総理が雇用対策をといっているが、どうもピンと来ない。もともと、仕事が少なくなったので失業者が増えているという事実に対しての根本的対策が打てていない。

だから、助成金ばかりをばらまく。大企業に対しては、エコ助成金と称してウソの助成金をばらまいている。なんのことはない、自動車産業と家電産業に対する税金注入である。エコでなくて、むしろ、反エコである。必要もない買い替えをどしどし奨励して自動車やテレビのゴミの山を築かせる。

そのうち、金欠でこうしたエコ助成金も終わりが近づいている。問題は、税金を投入してもそれがその場しのぎだからこれが終わるとこれらの産業に又、不況が襲ってくる。

その点、ソーラーは確かにこれからのクリーンエネルギーだから、むしろ、こちらをもっと大々的にやれば良いのだが電力会社との絡みがあってまだ積極的となっていない。それでも毎月の申請が昨年の1.5倍になっているからこれはうまくいっている。もっと購入助成金をアップさせれば導入しやすくなってメリットを感じて市場はさらに拡大するであろう。

これは、石油危機に対しても大変有効である。電気を太陽光から得て電気自動車を走らせれば石油依存度が大幅に減っていく。国民はいつの間にか石油危機を忘れてしまったようだ。ガソリンの価格が元に戻ればすっかり忘れてしまう政府と国民だから困ったものだ。

一方、中小企業には休業補償として社員に対して休業した場合の助成金、そして、新規社員採用の助成金、今度は若者の採用を奨励する助成金・・・こんな助成金に群がる似非申請企業がこうした赤字国債を捻出したお金を貪る。

私の知っている企業の社長は、こうした浅ましい企業に対して怒りを覚えている。「まったく自助努力をしない企業に助成金を与えてどうするというのだ。」こんなことはもう止めて欲しい。税金の無駄遣いだ。

つまり、産業を育成するための税金投入ではなく、自助努力を怠っている企業を温存する税金の投入である。

だいたい、雇用対策の中心は当然失業している人たちに対して行なわれる。これは当たり前のことだ。失業している人たちの多くは、仕事におけるスキルのない人たちが殆んどだ。だから、色々な職業訓練を国が助成している。

逆を言えば、そうしたスキルの無い人たちの仕事が減少しているということだ。それは、made in Japan が、made in China を始めとした低賃金の国に仕事が奪われてしまった結果である。

では、職業訓練をすれば職につけられるのか?といえば、そんなに甘くない。スキルの無い人は、もともと、そうした能力に長けていないから職業訓練を受けたという事実だけで終わる。もともと、こうした人たちも自助努力を怠ってきた人たちだ。

でも、ヒューマニズムでそうした人たちにも生活の保障をするのが国、つまり、行政の責任となる。そこで、また、無意味な税金の投入を行なう。

しかし、そもそも、ヒューマニズムは厳しい峻別の精神でもって対処しなければならない。甘やかしは人の為にならない。

嘗て、ブラジルなどに移民をさせた歴史をもつ日本であるが、移民の皆さんは現地で厳しい自助努力を行なったことでなんとか生き延びて、現在では二世、三世に日本人の気骨を継承して立派な生活をされている方もおられる。

おそらく、船で日本を離れるとき、生きることの厳しさを涙流して知ったことでしょう。そして、その生きることの厳しさから人生の機微を味わって大成されたでしょう。

今、大切なのは企業も人も甘やかしてはならないということだと思います。

借金をしてまで無意味な税金投入をすれば、すべての国民にさらなる犠牲を強いることになります。名古屋の市長が税金の多すぎるからそんな無意味な使い道が蔓延るのだと思っているのは真かもしれません。

民主党の政策に期待をして投票した人たちも、ガッカリしたのではないでしょうか?それにしても、自民は何をしているのでしょう。自民の政権復活には、国民が満足する政策以外にありません。そろそろ、過去の企業べったり、そして官僚任せから真の国民目線で新しい提案をぶつけないと次の衆議院選挙でまた負けます。

そのときは、野党の烙印が似合う政党になるでしょう。そうならないためにも、若手と古参の入れ替えが必要だと思います。

民主党と自民が変なゴシップで足を引っ張るのではなく、政策で国民に真を問う国会になって、初めてまともな日本の政治スタイルが出来上がるような気がします。

早く、そうなって欲しいと思います。そうでない限り、政局や派閥やゴシップの足の引っ張り合いでの政治からいつまで経っても日本の政治は卒業できないでしょう。

by 大藪光政

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