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必殺!仕分け人?作業の功罪について。

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                   [  自宅庭園を撮影 ]

最近の話題は、「事業見直しの仕分け作業」をオープンな場所で行って、様々な反響を呼んでいる話です。これは、私もかなり関心を持って、テレビニュースを見ています。

新聞で、「スーパーコンピュータの開発予算の削除」を打ち出したときは、これは、米国の陰謀かと、詮索したくらい国家戦略を危うくする判断だったと思います。

過去、日本は繊維輸出問題で、バーター取引として、何故か?コンピュータのOSである開発中のトロンを中止したことがありますが、これは、日本独自のIT技術による産業振興において、かなりの損失を蒙りました。

マイクロソフト社の寡占化を招いた事は、皆さんご承知の通りです。そんな、過去の状況を振り返って、またか!と思った次第です。これは、危ういと感じましたが、幸いにも多くのノーベール賞受賞者の科学者が、結集して、直接、鳩山総理に談判しましたので、良かったと思います。

このことは、仕分け人にそうした見識がないのに、ただ、目先の成果だけで判断するような、仕分け人が選ばれるとこうした愚かな判定があるということです。

しかし、この仕分けは、決定ではなく、あくまで、ひとつの見解であるということですから、その見解をどう判断するかは、また、財務省と内閣の方で最終結論を出すことになるから、仕分け人には、責任は無いということになります。

つまり、仕分け人の役目は、ある意味で部外者の素人が、一般的な常識で、これはおかしいのでは?という見解を打ち出すという役目が仕事だと思います。

本当に、必要かつ、大切な事業であれば、あとは専門家の意見を再度確認して、判定すればよいのですから、そうした、最終判断こそ、慎重にやって欲しいものです。

今回は、科学技術関連に関しては、迂闊な判定を出しましたが、全体を通しての仕分け人の活躍としては、とても、熱心で良かったと思います。

仕分け人は、一般市民の目線で物を言いますから、専門性が無いのは当たり前です。必要性の無いものや、怪しい事業などが、仕分け人の質問で次々に暴かれている事実を見ていますと、こんなことがまかり通っている国家予算組みが安易に行われていることには、とてもあきれてしまいます。

恐らく、テレビを見ている、ほとんど国民はそう思っているでしょう。そして、「まだまだ、仕分けをやっていない事業に、怪しい事業が沢山隠されているのでは?」と思わざるを得ません。つまり、仕分けをされると困る利権がらみの聖域がまだたくさん残っているのが実情ですから。

今までの、国家の赤字債務は、こうした心なしからぬ税金のつまみ食いだったことが、見えてきます。これらのつまみ食いを確実に仕分けして予算を削減すれば、財政は健全に戻るでしょう。こうしたつまみ食いのおこぼれに寄って集る政治屋もいるでしょう。

つまみ食い予算は、還流して役人や政治家の懐にも入るから予算がすんなり通るのでしょう。でも、それは、過去の話。これに目覚めた国民をもう騙すことは困難です。

だから、つまみ食いをしている人々の財布は、さみしくなり、そうしたつまみ食い経済が萎んでしまいます。すると、日本経済は結果としてどのように変移していくのでしょうか?

もし、そうしたつまみ食いによる消費が日本経済を支えていたとしたら、「経済とは何か?」、「豊かになるということは、どういうことなのか?」という問いかけを国民があらためてしなければなりませんね。

by 大藪光政

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