« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月

六月も終わるというのに・・・

10  

 

 

 

 

 

 

今年の六月は、もう下旬と言うのに空梅雨なのか?雨がナカナカ降らない。

経済も天候に影響するのだが、こうした空梅雨の場合、得をする業界と損をする業界とに別れるようだが食物連鎖みたいに得をする業界にも、損をしている業界のしわ寄せがあるに違いない。

景気は、日本政策金融公庫研究所の資料を見ると、底を突いたようなグラフになっているので、不況もこんなものかなあ~とは思う。

不況に入る前に当初予想していたデフレ現象も、その通りになっている。これは、不況といっても、物余りの状況下であるから、そうなるのも当然だ。

弊社が指導している企業は、幸いにもこの不況下でも仕事量は十分確保できている。それというのも、売上シェアに多様性を持たせているからだと思う。

もし、自動車関連だけに企業の売上シェアのウェイトをおいていたら、恐らく相当な厳しさで大変な状況になっていたと思う。

景気が良い時は、どこの企業も行け行けドンドンであるから、やはり、そこをきちんとリスク管理として外部からアドバイスでもって押さえてあげることが大切である。

それと、中小企業の場合は、やはり、多品種小ロットの仕事を手放さないことが大切のようだ。量産の規模が大きいものについては、やはり、どこでも取り合いになって価格が厳しくなり、採算割れを起こす。そして、中国や東南アジアからの攻勢にも遭遇する。

事例を挙げると、特注製品の一品作りをコツコツと受注するのがベストだと思う。こうしたものは、大手は手を出さない。図面一枚で一品だと、生産ロスが大きく、品質管理もやりにくい。たった一品の為に、マニュアルを起こしていては、手間ヒマとコストが合わない。大手には不向きな仕事だ。

そこへいくと、中小は小回りが利く。つまり、マニュアルなど作らなくても、経験とカンで仕事が進む。生産工場の規模が小さい分だけコミュニケーションもカンタンに口頭で済ませられる。つまり、不必要な管理を省ける体質である。

ただ、弱点はそうした仕事(多品種小ロット)が大量にFAXなどで図面が来ると、工場もパニックになる。そうした場合は、システムの力を借りる必要がある。つまり、特注品の生産指示体制をソフトウェアで管理していくことだ。

仕事量が少ない時は、確かに、ソフトウェアなどに頼らずとも、阿吽の呼吸で、工場は動く。しかし、量が大幅に増加することで、勘違いや思わぬ行き違いでミスが増える。

一度納めたものが、現場にて形状違いや寸法違いが発覚すると一大事である。信用を失うことはもちろんであるが、大至急のやりなおしで、せっかくの売上利益も吹っ飛んで、逆に大損となる。

最初から、システムで管理すればよいのではあるが、ソフトウェアは、現場と同じように生き物である。常に顧客ニーズや生産現場と共に変化していく可能性がある。だから、導入をしても結局そのシステムを有効に使うに至らなかった時は、休眠状態となり、それが必要になったときは、再度見直しをせまられる。財力の乏しい中小企業にとっては大きなマイナスだと思う。

いちばん良い方法は、現場との咬みあわせをしっかりとやりながら、将来を見据えて少しずつシステムをビルドしていくのがよい。いきなり、大手が使うようなシステムをそのまま導入するのは、失敗のもとである。

こうして、忘れ物の「六月のメッセージ」を書き始めると、大雨が振り出したが、これを書き終える頃には、はや、雨はストップ状況である。どうも、北の気圧が強いので梅雨前線が九州の北部まで掛かりにくいようだ。

by  大藪光政

|

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »